今日の小樽 Gallery 2003
新谷保人・撮影
Gallery 4月
今年も水芭蕉の写真からスタート。朝里川から望洋台へ抜ける豊倉の沢。潮見台から勝納(かつない)川に注ぐ沢の雪どけ。雪がなくなると、あっという間にふきのとうが出てきて、水芭蕉が顔を出す。北国の春の始まり。でも、2003年の春は、朝、出勤すべき図書館が私にはないから、静かに水芭蕉を眺めている朝だった。 |
(桜町/2003.4.18) (豊倉/2003.4.20) (桜町/2003.4.18)
(豊倉/2003.4.20) (水芭蕉/2003.4.20) (豊倉/2003.4.20)
Gallery 5月
桜の咲き乱れる水天宮。第91回小樽啄木忌は、ここで、「かなしきは小樽の町よ 歌ふことなき人人の 声の荒さよ」の歌を詠みました。五月からはじまる啄木のカレンダー。 |
(潮見台川/2003.5.1) (熊碓川/2003.5.4) (望洋台/2003.5.4)
(豊倉/2003.5.4) (啄木忌/2003.5.10) (山吹/2003.5.20)
(桜町/2003.5.20) (桜町/2003.5.20) (勿忘草/2003.5.20)
Gallery 6月
6月。まだ雪の残っていた頃に引き受けた蔵書データづくり作業に没頭。が、しかし、作業はなかなか進まない。技術が錆びついてしまったのだろうか。(手を抜いて生きてきたつもりはないのだが…) 札幌で「あなたの医術は時代遅れ」と冷たく指摘された荻野吟子の生涯を少し思い起す。 |
(桜町/2003.6.5) (芝桜/2003.6.5) (苧環/2003.6.5)
(梅/2003.6.5) (小樽港マリーナ/2003.6.6) (小樽港マリーナ/2003.6.6)
Gallery 7月
7月、運河の周辺をなぜかウロウロ… ただ、人を見ていると辛いので、市立博物館の暗がりによく逃げこんだ。縄文土器の文様の美しさに見とれる。 |
(堺町/2003.7.7) (旧拓銀/2003.7.7) (旧拓銀/2003.7.7)
(色内埠頭/2003.7.7) (運河/2003.7.7) (色内埠頭/2003.7.7)
(毛無山/2003.7.20) (毛無山/2003.7.7) (毛無山/2003.7.7)
Gallery 8月
8月の記憶が曖昧。写真を見るとあちこちに動きまわっているのだが、何故そこへ行ったのか…わからない。朝、イチローの野球をよく観ていた。それと、赤井川村のアリス・ファームへトマトをよく買いに行ったことだけ憶えている。 |
(紫陽花/2003.8.2) (エンドウ/2003.8.2) (イタドリ/2003.8.2)
(余市/2003.8.1) (余市/2003.8.1) (積丹/2003.8.13)
(赤井川/2003.8.12) (赤井川/2003.8.12) (ヤナギラン/2003.8.12)
Gallery 9月
「輝けよ北斗となりて輝けよ 君はアイヌの違星なりけり」 9月は転機だった。このままスワン社を続けるか、あきらめるか… その頃、違星北斗の作品をよく読んだ。日本語の美意識から見事に吹っきれた美しい日本語に心が洗われるような想いがする。 |
(サビタ/2003.9.2) (山林檎/2003.9.15) (サビタ/2003.9.2)
(手宮/2003.9.8) (新光/2003.9.15) (新光/2003.9.15)
(花畔/2003.9.22) (当別/2003.9.27) (当別/2003.9.27)
Gallery 10月
十月は無風。「SWAN」と「Northern songs」という雑誌の作り方が大きく変わったことを機会に、その性格も、インターネット「おたるの図書館」の図書館報へ変えようとする。 |
(木瓜/2003.10.13) (小樽公園/2003.10.13) (小樽公園/2003.10.13)
(豊倉/2003.10.13) (病葉/2003.10.13) (海王丸/2003.10.18)
(海王丸/2003.10.18) (桜町/2003.10.24) (蔦/2003.10.26)
Gallery 11月
雪のない11月に吃驚。庭の冬囲いは完成したのに、空はいつまでも抜けるような青空。もう十年以上も前に、クリスマス・イブまで雪がなかった札幌を憶えているが、少しだけあの年のバブルのはじけた街を思い出す。私は、インターネット「おたるの図書館」を私の最後の勤務館に選択した。 |
(冬囲い/2003.11.3) (望洋台/2003.11.3) (望洋台/2003.11.3)
(港町埠頭/2003.11.21) (桜町/2003.11.27) (朝里ループ橋/2003.11.27)
Gallery 12月
『大つごもり』。スワン社、閉店。残務処理する毎日。ホームページを更新する毎日。いろいろなページを増やす。大風呂敷のようにも見えるが、全部今まで辿ってきた基本的な技にすぎない。もう維持する金は図書館じゃないところから稼ぎ出すから、私はどんな図書館にも学校にも媚びることなく自分の図書館をやって行く。だから、すべてを実現する。 |
(朝里/2003.12.3) (丘の上公園/2003.12.7) (桜町/2003.12.7)
(桜町/2003.12.7) (ナナカマド/2003.12.21) (桜町/2003.12.27)